60代以上のアクティブなミセス&シニア向け婦人服・おしゃれな作業服・タオルの卸問屋3代目、内田優です。
「レッドブル、翼をさずける」
でお馴染みのエナジー飲料レッドブル。
日本ではリポビタンDのような栄養ドリンクが似た商品になると思いますが、
あなたは飲んだことがありますか?
実は私はまだ飲んだことがありません…。そんな私がこのブログを書いていいものか…
というご意見はあるかと思いますが、構わず書くことにします。
というのも、このレッドブルのマーケティングというか考え方が参考になるからです。
今日はそのレッドブルの考え方をシェアしたいと思います。
◎なぜそのスポーツのスポンサーになるのか
日本に住んでいるとリポビタンDなどの栄養ドリンクって売っているのが普通だと思いますよね。
でもヨーロッパでは元々この“栄養ドリンク”って市場自体がなかったそうなんです。
そこに目を付けたあるオーストリア人がタイで売っていた栄養ドリンクに炭酸を加え、
瓶だった入れ物を缶に変えてヨーロッパで売ったのがレッドブルの始まりとなったそうです。
さらに、日本では栄養ドリンクってどちらかと言うと中高年向けのイメージがあるかと思いますが
レッドブルはターゲットを若者に絞って販売を強化したそうです。
夜な夜なクラブなどの夜遊びの場に試供品を持って行き、遊んでいる若者に配ることもしたそうです。
そして何と言っても
<この会社なんなんだ~!!!>
と私が思ったのが、スポンサーに付くスポーツの種類です。
- F1
- 世界ラリー選手権
- オートバイレース
- エアレース(飛行機を使ったレース)
- ヨットレース
- アドベンチャーレース(自然の中で他種目のアウトドア競技をこなすレース) etc...
普通、スポーツのスポンサーだったらもっとメジャーなものを考えるんじゃないかと思いませんか?
サッカー(サッカーはスポンサーになっているチームあり)、野球、アメフト、バスケなど
オリンピックの種目になっていたり視聴者の数が多いスポーツが他にあるじゃないですか。
しかしそういったスポーツよりも、どちらかと言うとマイナーなものを選択しています。
ここにレッドブルの考え方の秘密があったんです。
◎飲み物ではなく、その先に感じてもらいたいモノを売っている
レッドブルは栄養ドリンクを売ろうとはしていないと言います。
では何を売っているのかと言うと…
「極限の体験」
を売っているというのです!
スポンサーになっているスポーツも一つ間違えば大事故になったり命の危険が伴うようなものばかりです。
- 選手自身が感じている極限の体験
- 観ている方が感じたり想像したりする極限の体験
そういったものにお金を投資し、ブランドを作り上げているんだろうと思います。
これらのスポーツのスポンサーになるのはそういった理由なんでしょうね。
飲み物としての味を“ウリ”にするんじゃなく、
レッドブルを飲みながら感じてもらいたい「極限の体験」を“ウリ”にしている、
そんなレッドブルの考え方って商売の参考になるんじゃないでしょうか。