60代以上のアクティブなミセス&シニア向け婦人服・かっこいい作業服・タオルの卸問屋3代目、内田優です。
突然ですが、当社ショールームには鏡が可動式の物一つしかありませんでした。
問屋なんだから…という言い訳のもと、今まではその一枚でお客様にもご不便を掛けていました。
しかし、ふと思ったんです。一枚しかないとお客様に結構歩いてもらうことになるなぁと。
そうです。恥ずかしながら今更そんな事に気付きました。
という訳で、鏡をもう一枚追加しました。と言っても店舗用の物ではなく
使っていなかった個人の私物を設置したんです。
◎イラつく鏡のシール
この鏡ほとんど使っていなかったので、右上にはシールがまだ貼ったままでした。
<この鏡は割れても飛び散りません>
という鏡のアピールポイントが書かれているシールです。
きっとメーカーは売る時にこのポイントをアピールしたかったんでしょう。
確かに何かの拍子に鏡が割れてお客様がケガをしたとなったら一大事です。
使う方からするとありがたい機能です。
ですが、さすがにシールが貼ってあると洋服を試着した時などに気になるので剥がす事にしました。
まず端の方から爪でちょっとずつシールを剥がして、剥がれたシールをゆっくり引っ張って…
<あっ!!>
途中でシールが切れてしまいました。
また同じように爪でちょっとずつ剥がして引っ張ると…
<あー!!>
やっぱり同じようにシールが切れます。
その後同じことを何回も繰り返しました。全くシールがきれいに剥がれません。
普段温厚な私も結構イラつきました。
鏡はこんな有様です。
メーカーは売りたいと思う一心で良かれと思って付けたであろうPOPシールが
今となっては完全にマイナスになっています。
<シールを貼るならちゃんときれいに剥がれるように考えておけ~!!>
と心の中で叫びながら、一方でドキッとした部分もありました。
<これと同じような事をもしかしたら自分たちもやっているんじゃないか…>
◎その行為、実はお客様にとってはマイナスなんじゃ…!?
売りたい一心で行っている行為が実はお客様の為になっていない、もしくは喜ばれていない
そんな事ってないですか?具体的にどんな事かは思いつきませんが、
客観的な目で見るようにすると今まで気付かなかったマイナスポイントが出てくるかもしれません。
人間基本的には自己中心的な考えになってしまうものだと思いますが
商売をやっている以上、できる限り客観的な目を持つようにしないといけません。
お客様に喜んでもらえる事で商売が成り立っている訳ですから
お客様がどう見ているのか、どう感じているのか、そういった事を
考えたり感じるように努力しないといけません。
シールをイライラしつつ必死に剥がしながら、そんな事を考えました。
あなたのお店でも客観的な目を意識して一度見直してみてはいかがでしょうか。
PS.シールは何とかきれいに剥がす事ができました。
これでお客様をあまり歩かせないで済むので喜んでもらえるかなぁ。