60代以上のアクティブなミセス&シニア向け婦人服・かっこいい作業服・タオルの卸問屋3代目、内田優です。
◎アイ・ラブ・ジャガイモ
これは先日車に乗って営業に出ている最中にラジオから聞こえてきた話です。
主役は「ジャガイモ」です。
告白しますが、実は私はジャガイモが大好きなんです。もしも何らかの原因でお米がなくなるような事態に
なったとしたら、ジャガイモを主食にしていこう!と思っているくらいです。
だからジャガイモの話をする…訳ではないんですが、商売というか経営にちょっと役立ちそうな話だったんで
ここで紹介させていただきます。ちなみにラジオから聞こえてきた話なので結構聞き流していました。
細かな部分は間違いがあるかもしれませんので、もし間違えていた場合はどうかご容赦ください。
◎インカ帝国、生き残りの知恵
ジャガイモの原産は南米ペルーの辺りだそうで、その辺りで栄えたインカ帝国の時代(15世紀~16世紀ごろ)
にはすでにあったようです。その頃行われていたジャガイモの栽培はどうやら一種類のジャガイモだけを
作るのではなく何種類ものジャガイモを作っていたそうなんです。
何でわざわざ何種類ものジャガイモを作っていたと思いますか!?
実は、
「病気などの被害が出た場合でも全滅する事がないようにする為」だったそうです。
すごくないですか!?
これ、今でいうところの「リスク管理(リスクマネジメント)」ですよね。
被害を防ぐ事ができればそれが一番良いんでしょうが、被害が出た場合でも最小限にとどめるように考えていたんです。
もしジャガイモが全滅して、食べるものがなくなってしまったら…恐ろしいですよね。
これはきっと経営でも同じだと思います。
◎一つの事をやり続けるリスク
その事が他に誰もやっていなかったり、やっている人が少なくて何十年先も安泰だという仕事であれば、
その事だけに特化してやり続けるのも良いと思います。しかしそんな事ってなかなかないですよね。
だいたい誰かしら競合がいると思いますし、時代と共に必要とされるものも変わってくると思います。
そう考えると、
一つの事をやり続ける事は非常にリスクがあると思います。
もしその仕事に何か不測の事態が起こったら…ジャガイモと一緒で全滅・倒産なんて事もあり得ます。
そう考えるとインカ帝国のジャガイモの栽培を見習って、新規事業を常に考えておく必要があると思います。
もちろん考えるだけではなく、ちょっとずつ実験的にスタートさせて結果をみていかないといけませんが。
ただ、こうやって言うだけは本当に簡単なんです。やるとなるとなかなかできませんよね。
重々承知しております。
当社だって新しい事を簡単には始められないです。
しかし新規事業が必要である事は常に頭の中に入れておくべきだと思います。