婦人服卸問屋の3代目、内田 優です。
小売店と消費者の皆様に喜んでいただく為に日々試行錯誤、悪戦苦闘しながら頑張っております!
昨日テレビを観ていると、とある番組に創業200年というウナギで有名な老舗が出ていました。
華麗なさばき方、代々つぎ足しで作られてきたタレ、美しい焼き上がり…
見ているだけでよだれが出てきました。さすがに老舗というだけあって
お客さんもかなり入っているようでした。これだけの老舗ならお客さんも入って
当然なのかと思ったんですが、今日に至るまで様々な苦労もあったそうです。
◎のしかかる伝統を守る事の重圧
そのお店のご主人はこれまでの伝統を自分の代で壊してはいけないと、常に重圧と戦っているそうです。
伝統を守る為にその昔は「天然」のウナギにこだわり、天然ものがなければお店は開けなかったそうです。
しかし近年、天然のものは捕れる量がかなり減ってしまい、店を閉めている時間が
一年で4ヶ月間にもなる時もあったそうで、さすがにこれではいけないと思い考え方を変えたそうです。
「養殖のウナギでもおいしくなるように調理すればいい!」
必要に駆られた選択ですが、前向きで素晴らしい考え方ですよね。
また、周りからは批判もあったそうですが、白焼きにキャビアとワインを合わせるなど斬新なアイデアも取り入れたそうです。
これを観ていて感じたのが
「伝統ってなんだろう」という点です。
- 昔から行われてきたことを引き継ぎ、そのまま後世に伝えることなのか?
- 引き継いだものをその時代に合わせて変化させ、伝えるべき点だけ伝えてあとはその時を生きる人に託すことなのか?
おそらく、後者のはずです。
◎変化・チャレンジし続ける事が伝統を積み上げる
時代はどんどん過ぎていき、そして猛烈なスピードで変化しています。
その変化に柔軟に対応しないと後世に残るものは生まれてこないはずです。
技術、伝統芸能、会社、仕事…全てに当てはまると思います。
変化・チャレンジし続けることが、伝統になり、歴史になっていくんだと思います。
しかし普段仕事の最中、ふと気付くと従来と同じことを続けようとしている自分がいます。
気を付けようと思っていても時間が経つとまた従来に戻ろうとしている…。
人間なかなか簡単には変われないものです。しかし常に自分自身を客観的にみる目を忘れず
昔に戻ろうとするのを阻止し、新しい事にチャレンジしていきたいと思います。
あなたは変化・チャレンジできていますか?