60代以上のアクティブなミセス&シニア向け婦人服・おしゃれな作業服・タオルの卸問屋3代目、内田優です。
昨日の涼しさに比べると今日はちょっと暑いですが
それでもお盆前の暑さに比べると随分過ごしやすい松本です。
さて、今日はある女性から聞いた話を紹介したいと思います。
◎掃除で店長になった!?
先日、某全国チェーンの衣料品店で店長を任されている女性に会いました。
年齢をちゃんと聞いたわけではありませんが、その方はまだ若く30歳前後くらいでした。
<全国チェーンのお店ではこの若さでお店を任されるんだなぁ>
<結構面積があるお店だから配置やディスプレーを考えるのも大変だろうなぁ>
<バイトも含めスタッフの数もそれなりにいるんだろうからその管理も大変そうだなぁ>
そんな事を考えながら話しをしていました。
その中で彼女が面白い話しをしてくれました。
「私は掃除で店長になったんです」
「???」となった私は、どういう事かと思って話しを聞いてみました。
◎ヒマな時間をどう使うか
店長ではなく一スタッフとして働いていた時、そのお店は結構暇な時間が多かったそうです。
衣料品の販売員としての仕事って、接客、商品整理、出入庫、報告書などが主な仕事だと思いますが、
確かに暇だなぁって思う時間は結構ありますよね。
私も販売員時代は暇を感じる時間がちょくちょくありました。
要するにお客さんが少ないって事なんですが、この暇を感じている時間に
何を考え、何をするかがお店にとってかなり重要ではないかと思います。
例えば…
- サンキューレターを書く
- POPを書く
- 店内の配置を変える
- ディスプレーの洋服を変える
- 掃除をする
などが考えられます。
そしてこの彼女は暇な時間はずーーーっと
掃除をしていたそうです。
◎徹底的に掃除しまくったからこそ…
ガラスや鏡拭きはもちろん、床に付いた汚れや高い棚の上、トルソー(人体)など
目に付くところをきれいにしまくっていたそうです。
掃除の合間に接客していたなんて言っていましたが、そのくらい徹底的に店内をきれいにしたそうです。
そんなある日、お店に来ていた上司が店内のあまりのきれいさにビックリします。
その時の店長を呼んでに話しを聞き、彼女の存在を知る事になります。
「ここまで掃除をするヤツはそうはいない。すごいヤツだ。」
上司はきっとそんな風に思ったんでしょう。
やがて彼女は店長に抜擢される事になりました。
なんだかシンデレラのような話ですが、これが事実なんです。
掃除が大切な事は誰もが分かっていると思います。
そりゃ汚い所よりきれいなところの方がお客さんにとっても、働いている側にとってもいいですからね。
でもそれだけじゃないんです。
私が思う、掃除をする事の本質は…また次回にしたいと思います。