60代、70代、80代のミセス&シニア向け婦人服卸問屋の3代目、内田優です。
前回に引き続き今回も、
『クラフトフェアまつもと』で感じた商売のヒントです。
◎クラフトフェアに来る客層
2日間で約5万人が来場するこのイベント。場所によってはまともに歩けないくらいの人の数です。
「いったいどのような人が来場しているのか」会場を歩いているうちにその事が気になり出しました。
私の主観では男女比3対7くらいで女性の来場が多いように感じました。
年齢では30代~40代くらいの方が多かったでしょうか。
私が会場にいた3時間程度でのことなのでそれが全体でも正しいかどうかは分かりませんが…。
このフェアのように多くの人が行き交う場所で売上を伸ばすことを考えた場合必要なことは
『自分がターゲットにしたい客層に合わせた出展場所と販促を考えること』
ではないでしょうか。
◎ターゲットに合わせた出展場所&販促
このフェアの場合は一番来場数が多いであろう30代~40代の女性をターゲットにしている商品が一番
売れる可能性が高いと思います。そのことを事前に分かっていればその客層をターゲットとしている方が
出展した方が良い結果を生む可能性も高くなると思います。
そしてそのターゲットに合わせて飾り方や看板、POPなども考えるべきだと思います。
もし商品が男性をターゲットにしている場合、(もちろん男性の来場者も沢山いました)
男性の目に付きやすいような看板やPOPを置く必要があると思います。
ターゲットにしている方にどれだけ多く足を止めてもらうか、そして買ってもらうかということです。
とにかく、まずは来場する客層を考えて出展するフェアも考える必要があると思います。
例えばこのフェアで10代向けの商品やシニア向けの商品を並べた場合、
残念ながら来場者数の割に売上はなかなか上がらないと思います。
来場者の層とターゲット層が合っていないからです。
それだったらターゲットにしている人が多くいるところに出展した方がいいと思います。
(ただこのフェアにはバイヤーも見に来ているそうなので、バイヤーの目に留まればいいという考え方もあります)
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今回の話しはあくまでフェアの2日間で売上を多く上げる為には…という話しです。
2日間を「宣伝」と考えている方もいるでしょう。市場の意見を知る為と考えている方もいると思います。
そもそもこのフェアに出展している商品はニッチなもの、個性的なものが多いのでそういった商品は
多くの人の目に留まらなくてもいい訳です。一部の人にだけ気に入ってもらえればそれでいいので、
今回の私の話しは当てはまらないかもしれません。
ですので一般的な話として参考にしていただければ幸いです。