60代、70代、80代のミセス&シニア向け婦人服卸問屋の3代目、内田優です。
今日は価格について考えたいと思います。
あなたのお店がもし、安い商品、安い商品と
「低価格重視」で商品を仕入れているとしたら、
今回のブログは読んでいただきたいと思います。
「低価格重視」でなければおそらく時間の無駄になってしまうので読まないでください。
◎歯ブラシの毛先が…
毎日使う歯ブラシって気付くと、チョンチョンって毛先が広がってきますよね。
毛先が広がると磨く能力が落ちるし、歯ぐきを痛める事もあるそうです。
私が使っている歯ブラシも毛先が広がってきたのでドラックストアに行ったついでに新しいのを買おうと思ったんです。
しかし歯ブラシって大きい訳じゃないのに、売場は結構広く使っていますよね。
あの売場の中にいったい何本の歯ブラシがあるんでしょうか。何百本?それとも千本以上!?
あれだけあると選ぶのも迷います。迷いながらふと自分の思考に気付きました。
◎「安いのは性能が低くて虫歯になりそうだからなぁ」
そのドラックストアに置かれていた歯ブラシは88円~398円という価格帯でした。
88円の歯ブラシを見て私は上のような事を思ったんです。
88円・148円・198円…といった価格で並んでいたわけなんですが
何となく価格が上がるにつれて
「キレイに磨けそう」そんな風に感じたんです。
実際はどうか分かりません。
しかし買う方からすると
「価格差=性能差」って思いますよね。
結局私は148円の歯ブラシを買いました。
(さすがに歯ブラシで398円は高いと思って…。一番安いのではなく中程度を選ぶところが私も日本人っぽいですね…)
◎本当に安くないと売れないの?
景気が上向いてきていると言われても、世の中まだ価格が安い事が重要視されているような気がしますし、
実際、小売店の方からも「値段が安くないと売れない」という事を聞きます。
しかし、本当はどうなんでしょう。
買う側の立場で考えた場合、全く同じ商品なら価格が安い方が良いのは間違いないと思います。
しかし同じようで違う商品ならきっと素材・性能・必要性・費用対効果などを考えて決めると思います。
その場合もしかしたら、安い商品を選ぶかもしれませんし、一番高い商品を選ぶかもしれません。
つまり、今回の私のように、お客様は「価格のみ」でその商品を選んでいるのではなく
買う時の状況(どんな時の為に使うものなのか)や嗜好に応じて商品を選んでいるという事です。
もちろん「価格」も重要な要素ではあると思いますが、「価格」が全てではありません。
もし心当たりがあれば、参考にしてみてください。