60代、70代、80代のミセス&シニア向け婦人服卸問屋の3代目、内田優です。
昨日は売出しという事で多くの方にご来店いただきました。本当にありがとうございます。
毎回感じますが、商売の事やそれ以外の事でも色んなお話しができる事は私にとって大変ありがたい事です。皆様に感謝いたします。
さて、ちょっと前の事ですが、あるガソリンスタンドに給油に行ったときの話です。
◎財布を目の前に2人の私が闘った
そのスタンドはセルフなので自分で給油を行います。当社の軽自動車に満タンのガソリンが入り、車に乗り込もうとしたその時です。目の前にある給油の機械の上に黒い物体が置いてあったのです。近づいて見てみると、なんと「財布」です。周りを見ましたがその時そのスタンドには私しかお客はいませんでした。何十年ぶりに財布を拾ってしまったのです。その瞬間から私の中で2人の私が闘い始めていました。
善人の私…「落とした人はきっと困っているから届けてあげるべき」
悪人の私…「ラッキーじゃん!もらっちゃえ!」
時間にしたら数秒だったと思いますが、2人の私は激しく闘っていました。と、そんな状況でふと考えました。
<商売にもこれに似た状況がある>
◎目先の利益か将来の利益か
この状況を商売に置き換えてみると下のように考えられると思います。
- 財布をネコババする事…「目先の利益のみを考えた行動」
- 財布を届ける事…「将来の利益を考えた行動」
ネコババするとお金が自分のものになりますので目先の利益と言えると思います。(実際は自分のものでもないですし、利益なんて言葉も使えませんが…)
財布を届けた場合、忘れた人の元に戻れば恐らく感謝のされ、例えばその人が誰かの財布を拾った場合自分の事を思いだしネコババせずに届けてあげるかもしれません。親切心の連鎖のような感じです。それがどんどん広がれば素敵な社会になると思いませんか?と言うわけで「将来の利益」と言えると思います。
この2つを比べるとどちらが良いと思いますか?比べるまでもないですよね。
目先の利益はどうせすぐになくなるはずです。
会社やお店の将来を考えたら「将来の利益」を選ぶべきです。
あなたの会社やお店ではどちらの利益を優先していますか?
PS.ちなみに拾った財布はネコババせずにちゃんとスタンドのスタッフの方に渡しました。
忘れた方の元に戻ってくれる事を祈っています。
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